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2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
個人の行動を可能にし、生活全体を可能にするものとして権力関係をとらえる。社会科学的フーコーと哲学的フーコーとの交点に位置する名論稿であり、「人間という主体」がつくりだされる、個人と国家との史的根源を探る。
全体的なものと個的なもの ――政治的理性批判に向けて
ミシェル・フーコー (北山晴一訳)
I
II
フーコーの権力論をめぐって
北山晴一/山本哲士
権力イメージの変容
ノンというだけが権力ではない
欲望誘発装置としての権力
近代権力と虚の中心
個人化された肯定的パワーの発揮
ノンという機能と個の倫理
プラチックな存在の多様性
ニュートラルな規範はあるのか
レーグルとレギュラシオンの関係性
レギュラシオンをめぐるパワー関係の再編成
多様な「わたし」の価値
ディシプリンから真理へ――フーコーの政治学
北山晴一
集権化と個別化
羊の群れと羊飼い
国家理性とポリス
ポリスの定義
経済学と牧人思想の合体
権力とは何か
おわりに