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2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
わが国に本格的な口承文芸学を確立した柳田國男が、その準備段階で膨大な量の西欧文献を原書で研究していたことはあまり知られていない。本書は独文学の高木昌史を中心に専門りょういきを異にする13名の成城大学研究スタッフが、同大学民族学研究所保管の柳田の洋書文献に逐一あたりながら、柳田研究史におけるこの空隙を埋めようとする初めての本格的な比較研究ハンドブックである。
序
第一部 柳田のヨーロッパ口承文芸研究
a―国別 ドイツ/イギリス/フランス/その他(フィンランド/
ロシア)
b―ジャンル別 昔話/伝説/聖者伝/民謡/諺
第二部 昔話/伝説の東西
a―昔話 聴耳/歌い骸骨/糠福米福/姥皮/大工と鬼六/姥捨山/
うつぼ舟/味噌買橋/資料a.柳田國男の昔話・口承文芸研究資料
b―伝説 木(植物)/石・岩/水/坂・峠(山・丘)/
資料b.グリム兄弟編『ドイツ伝説集』項目別一覧表
第三部 テーマ研究
1.柳田國男の口承文芸研究
2.奕姫と白鳥処女:柳田國男『昔話と文学』覚書
3.オーストリアの民族学者レオポルト・シュミットの民話論
4.『ペロール説話集』の書き込みについて
5.柳田國男のヨーロッパ口承文芸地図
年譜 a.ヨーロッパの口承文芸+b.柳田國男
あとがき