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2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
なぜ今、吉本思想なのか? 内に対しては、自分自身の生き方をつくりえる思想だから。外に対しては、世の中のどこがおかしくて、どこがいいのかを、自分に向けてはっきりさせてくれる思想だから。
レクチャーの形をとった語り、フーコー・ブルデューら世界思想のレベルを押さえた論考、「吉本―わたし」の内的な対話によって、これまで誰も試みることのなかった、〈吉本思想をいかに内在化して活用するか〉に真っ向から取り組んだ渾身の力作。
はじめに
序論 吉本思想の全貌
0 思想の基準
【レクチャー1】日本の思想基準となった一九六〇~六五年の吉本思想
吉本隆明の〈マルクス〉自然哲学論
・ 吉本思想の三つの本質論
1 言語表出論
【レクチャー2】『言語にとって美とはなにか』の世界的な水準
言語表出の理論と政治思想
2 共同幻想論
【レクチャー3】『共同幻想論』を支える表出論の重要性
「共同幻想論」と国家論
3 心的現象論
吉本隆明の身体論:身体の心的領域
心的現象論の核心:「了解の様式」の位置
心的表出の歴史と政治学
・ 『ハイ・イメージ論』と超資本主義
【レクチャー4】超資本主義とハイ・イメージ
ハイ・イメージ論
・ 〈アジア的ということ〉の位置
世界認識としてのアジア的ということ
アジア的ということ
・ ナショナリズム論と天皇制論
日本の大衆ナショナリズム論
天皇制と南島論
・ 吉本隆明とフーコー
【レクチャー5】「吉本隆明とフーコーの対話」の政治地平
・ 文学と詩への境位
思想的文学論における文学思想論の開示
「詩的感性」の政治思想
終章
【吉本隆明の思想核の構図】
【吉本隆明の思想界:三層構造】
あとがき
初出一覧
吉本隆明著作一覧
山本哲士著作リスト