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2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
二世紀前に始まった「アメリカ」という試みそのものが一つの巨大な間違いではなかったか。
金融経済、アフガニスタン軍事行動、医療保険制度……オバマの選挙公約は何一つ「チェンジ」しないままである。軍・財・産複合体を構成するプルトクラシー(富裕階級支配)が演出したオバマ・ブランドの罪根は深い。
インディアン虐殺と黒人奴隷制のトラウマをつぶさに検証しながら、国家的傲慢(アメリカン・ウエイ・オブ・ライフ)さという、アメリカ建国以来の不治の病が地球全体に蔓延し、人類全体を絶望の淵へと誘っている。
建国以来、アメリカにデモクラシーなど存在しなかった!
はじめに 「アメリカ」は変わるか、変わらないか?
第1章 オバマ現象
オバマ現象」とは/二〇〇四年の民主党全国大会での基調講演/人種偏見の免罪符/オバマ新大統領の勝利演説/アメリカの新しいブランド《オバマ》/そんなにスゴーイことなのか
第2章 アメリカン・ドリーム
アメリカン・ドリームを取り戻す?/アメリカン・ドリームとは?/フォードランディア/マーチン・ルーサー・キング・ジュニアの《夢》/キング牧師の「ホープ」、バラク・オバマの「ホープ」/歴史的に見てアメリカン・ドリームは役に立ったか?
第3章 アメリカ史の学び直し
なぜアメリカ史の学び直しなのか/二組の「父祖(ファーザーズ)」/感謝祭/ジェームズタウン、ヴァージニア植民地の始まり/クレヴクールの『一米国農夫からの手紙』/白い奴隷、白いインディアン、黒い奴隷/アメリカ独立宣言
第4章 文人たちのアメリカ
文学とアメリカの鏡/トクヴィル、ホイットマン、アレント/トクヴィルとインディアン/ホイットマンとカスター将軍/自然と人間/ホイットマンとオセオーラ/アレントの革命論/メルヴィルとアメリカ/ジョン・モードック大佐の物語/シルコウと『死者の暦』
第5章 ブッシュ、オバマ、そしてアメリカ
プラトンの「魂の中の嘘」/フルブライト症候群/何がアメリカを動かしているか/ライト・ミルズの『パワー・エリート』/誰がバラク・オバマを大統領にしたか/バラク・オバマの「不正直」、嘘と本音/オバマ大統領の平和賞受賞講演/アメリカン・ドリームという悪夢
終わりに ブログ『私の闇の奥』