■注文書ダウンロード 【コミックピアット2023年6月新刊注文書】 【コミックピ…
2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
1898年、ひとりのカトリック修道女がカナダ・ケベック州(フランス語系)から宣教のため長い旅を経て日本の地を踏んだ。以来100年余年、日本の近代社会発展に陰ながら参加、貢献した有名無名のケベックの人々の活躍の足跡をたどる。本書は隠された日本近代史に一条の光を当てるとともに、日本ではまだまだ知られることの少ないケベック理解にも資する貴重な一歩である。
日本語版のための序文(クロード・ロベルジュ)
原著の序文(ジャン・ドリオン)
日本の読者の皆様へ(リシャー・ルクレール)
原著の謝辞
序章
なぜ本書を書いたのか
自己満足のケベックという神話と宣教師
第1章 日本列島の片隅で
第2章 サムライ宣教師
知識を求める人々
ケベック人の指導のもとで宣教する方針
第2ヴァチカン公会議以前における教会と宣教師
日本における宣教の組織
救いの言葉と驚きの間で
ケベック人に委ねられた宣教地域
第3章 光り輝く平和
戦争の嵐
帰属の問題(イギリス臣民か、フランス語系カナダ人か、宣教師か)
フルニエ事件
台風の目の中で
苦難の終わり
第4章 宣教と日本の国際化
現代日本の建設とカトリックの新たな飛躍
宣教か、文化移転か
宗教団体の諸活動
第5章 国境なき静かな革命
民族としての自己認識
大阪万博=ケベック・日本関係の非宗教化
両国における経済発展
ケベックの外交=富士山とロッキー山脈の麓で
ケベックと日本の間で
終章 自己認識と世界における地位
付録
参考文献
訳者あとがき