■注文書ダウンロード 【コミックピアット2023年6月新刊注文書】 【コミックピ…
2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
ユダヤ人の頭脳の卓越性/劣等性について、欧米でこれまでどのように 議論がなされてきたか。19世紀末ウィーンにおける反ユダヤ主義的風潮 から、ナチスによるショアー(ホロコースト)に至るまで。また、演劇、 小説、オペラなどに描かれたユダヤ人像を探り、「シンドラーのリスト」 を含めた現代アメリカの映像に至る。<頭の良いユダヤ人>による<頭 の良いユダヤ人>神話の構築史である
序文
第1章 なお残る問題
『ベル・カーヴ』、知能、そして徳
ユダヤ人の優秀な知能に関する『ベル・カーヴ』の情報源
知能、知識人、科学者
第2章 <頭の良いユダヤ人>の起源と全体の構成(フォーマット)
フランシス・ゴールトンとユダヤ人の性格
アナトール・ルロイ・ビューリーとユダヤ人の弁護
ユダヤ人の優秀な知能に関する二〇世紀初頭の解釈
第3章 世紀の変わり目およびそれ以降に形成されたユダヤ人像
ユダヤ人の優秀な知能とその病理学モデルとの関係
混血人種とユダヤ人の知能の衰退
ユダヤ人科学者とユダヤ人の優秀な知能の起源
ショアー以後のユダヤ人の優秀な知能
第4章 一九世紀末ウィーンのユダヤ知識人
人種科学、イグナッツ・ツォルシャン、知能
セオドー・ゴンパーズトユダヤ人の天才
ジグムント・フロイト、 創造性、そして知性
オットー・ワイニンガー、自己嫌悪、そして創造的な人間
ウィーンその他における精神分析学とユダヤ的創造性
混血作家たちと創造性──フーゴ・フォン・ホフマンスタールとルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン
第5章 アルバン・ベルク、ユダヤ人、そして天才の不安
主題──ゲオルク・ビューヒナー
幕あいの間奏曲──カール・エミール・フランツォース
要点の繰り返し──アルバン・ベル
第6章 もう一つの世紀の終わり──アメリカ大衆文化におけるユダヤ人像
アメリカの大衆文化におけるユダヤ人の身体と優れた知能
男らしさ、天才、そしてアイデンティティ
スティーブン・スピルバーグの『シンドラーのリスト』とロバート・レッドフォードの『クイズ・ショー』──二つの場合の賢いユダヤ人と徳性の問題