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2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
家庭生活を送りながら、仏教を基礎コースから専門コースまで、勉強したり修業したりできる場──。寺院関係者でなくとも正式に得度を受けて「お坊さん」になる道をつけてくれる場──。著者が塾長を務める「東京国際仏教塾」はそんな場である。
日本で唯一のユニークな「仏教入門塾」の塾長が、平易な言葉でズバリ「生」と「死」の核心をつく。しかも、スラスラと読みながら仏教知識が身につく、ウンチク満載の<仏教のすすめ>である。
中高年特有の「悩み・苦しみ・喜び・希望」にスポットをあて、人生の一大転機をどう乗り越えるか──いかに生きるか、いかに死ぬかの問いに真っ正面から取り組む。また、普通の人から「お坊さん」になった10人への、興味深いインタビューが収録されている。
第一部 未知の世界観との出会い
[プロローグ]
仏道探求は魂を目覚めさせる
「人間には死ぬことのあるのが幸せ」という言葉
近代的な仏教理解の罪
仏教は徹底して彼岸の真理を説く
眼前の事実を直視するということ
こだわりをとることがストレスを解消する
世界が違って見えてくるとき
相対価値から絶対価値へ
還暦総得度の提唱
ほんとうの出家とは何か
[新たな価値の世界へ]
I 生と死を超える道
いかに生きるか、いかに死ぬか
どういう生きかたを善とするのか、悪とするのか
生きかたの方向決定を
人生の高度な「再生産」へと向かう
「どんな難関も通過できる道」の発見
禁煙・禁酒の強制は煩悩を闇の世界で肥大化させる
安心不動の境地とは何か
「あちら」から照らしてくる光との出会い
得度にはよき師、よき指導システムの伝統が欠かせない
[だれもが仏陀になれる]
II 日本人の死生観
日本人は「あの世」をどう考えていたか
すべての衆生が仏になれるという日本仏教の発生
日本人のあの世・常世への信仰と極楽浄土
古代人はどんな得度観をもっていたか――厭離穢土・欣求浄土の理念
隠棲の聖たちはどう生きたか
浄土の教えの大変革――法然と親鸞
あの世・浄土の伝統と現在
[ひらかれた仏教の開拓]
III 世界観を転換した人たち
1 釈迦――その仏陀への歩み 釈迦族の王子の誕生
王子としての栄華の日々
二九歳で出家をはたす
苦行の日々のはじまり
仏陀の誕生
2 高僧たち――いかに出家し、いかに仏道を歩んだか
愛欲のハレムから目覚めて<大乗仏教の租・龍樹>
七歳で仏道を志し入唐を果たす<日本天台宗開祖・最澄>
エリートの道を捨てた超マルチ人間<真言宗開祖・空海>
「仇をうってはならぬ」父の遺言を守って<浄土宗開祖・法然>
九歳で具舎論を学んだ神官の息子<臨済宗開祖・栄西>
二〇年の叡山生活を捨てて野に下る<浄土真宗開祖・親鸞>
母の遺言で出家を志し二四歳で入宋<曹洞宗開祖・道元>
向学心がやがて仏道に結実<日蓮宗開祖・日蓮>
伊予水軍家の次男から念仏聖へ<時宗開祖・一遍>
第二部 得度のすすめ――あなたも僧侶になれる
[得度者へのインタビュー]
I 私はこうして得度した
得度には在家得度と出家得度がある
医師としての無常観を覚えて――永江準之介さん
定年前に会社を辞めて六〇歳になってから――大重秀雄さん
家庭内のゴタゴタという「苦」を通して――宇佐美藤子さん
役所を六〇歳で退官して四年後に――八塚亀さん
女優からヨガ教師へ、そして六〇歳で尼僧へ――石井和子さん
洋菓子作り一筋の人生の先に――宮脇邦應さん
エリートの苦悩を知り絶対価値ヘ――水戸啓三郎さん
得度への遠因は二〇代の大病に――田中勇夫さん
子供のころの夢を実現――因泥幹夫さん
病院の床を蹴って得度へ、そして大往生――鈴木進さん
[仏道探究と出家得度への道]
II 東京国際仏教塾への招待
なぜ「仏教塾」なのか
どんなことを学ぶのか――カリキュラムの内容
さまざまな動機と進路
得度した人たちの入塾の動機
得度への道を選んだ理由
得度する時に迷いはなかったか
得度して見えてきたこと
悟りの境地・得度の意義とは何か
得度してから何をやったか
得度後の僧侶生活と仕事の関連
得度後の生活と家族との関係
塾生から得度した者として言っておきたいこと
[資料]
III 門をたたく前に知っておくこと
1 出家得度の基礎知識
釈尊の時代の出家の姿
古代日本の出家得度
檀家制度と現在の寺院
現在の出家得度について
出家にあたっての条件
得度式について
2 伝統仏教教団の概要
天台宗
真言宗
曹洞宗
臨済宗
日蓮宗
浄土宗
浄土真宗
あとがき