■注文書ダウンロード 【コミックピアット2023年6月新刊注文書】 【コミックピ…
2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
ある春の日、装丁家として働く久我誠一郎のもとに葛城礼奈と名乗る女子高生が現れる。
彼女の腕には誠一郎が初めて表紙を描いた本が抱かれており、礼奈は誠一郎に絵を教えてほしいと頼み込む。
二年前の事件がきっかけで装画家を辞めた誠一郎は最初は断るが、礼奈に圧され、装丁家の弟子として迎え入れる。
次第に明るくさっぱりした礼奈がいる生活に慣れていくが、彼女になぜ装画家を辞めたのかと尋ねられた誠一郎が苦い思い出を話すと、礼奈はあることを決意し――。
小笠原真備はお人よしな性格が災いし、中々成績を上げられない生命保険の営業マン。だがその正体は、武蔵野を中心に人知れず悪霊調伏をする天才陰陽師だ。
平日の営業訪問で霊的に問題がある家を見つけると、週末に姉弟子の御子神ゆかりと共に悪霊調伏をしているのだ。
ある日の飛び込み営業中、真備は鷹の台の豪邸に住む清楚な女子大生・二条桜子と出会う。保険に興味を持った桜子は真備の話を熱心に聞き、訪問先の紹介までしてくれるが、それがどれも「週末案件」な家ばかりで――!?
姫路の高校に通う夏梅虎羽は、なぜか口笛で猫を呼べる。
その特技をあてにされ、三毛猫だけの猫カフェ『トリコロール』を手伝う幼馴染の三宅華鈴に、猫が脱走するたびに駆り出されている。
ある日虎羽は部活の先輩の黒川に、猫カフェ店主で華鈴の祖母である花枝に相談をしたいと頼まれる。
実は三宅家の女性には不思議な力が備わっていて、その力でアドバイスをすることがあるのだ。
話を聞いた華鈴が黒川にあるキーワードを伝えると――。
猫と癒しのつまった、ちょっと不思議な物語。
高爪統吾と柄沢悟は霊が視(み)えるという共通点を持つ友人同士。
ある日統吾たちは、切羽詰まった様子の軽音サークルの先輩から相談を受ける。
それは面白半分で仲間たちと無理心中があった屋敷に行ってから、恐ろしい夢を見るというものだった。
それを聞いた悟は激怒し、先輩を殴り飛ばしてしまう。
「肝試しなんかして霊を怒らせた奴をお前は助けるのか」と悟に言われた統吾は、「霊も先輩も助けたい」と答える。
その言葉に悟は付き合いきれないと言って去ってしまい――。
表題作他6編収録!
中学生小坊主の典弘は、実家の寺を継ぐため天厳寺の変り者の和尚・照玄の下で日々修行に励んでいる。
ある日、檀家から葬儀の相談を受け照玄に同行するが、亡くなった79歳のカヨ子の死に顔を見た照玄は、孫の美香の前で
「とても悲しい顔をしているね」と呟く。
同じ様に思っていた美香は、祖母が仏間の柱に自ら頭を打ち死亡したことを話す。
現場の状況から他殺の可能性はないと考えられていたが、信心深いはずのカヨ子の家の仏壇に異変を感じた照玄は他の家族にも話を聞きたいと言い出し――。
男子高生・古町大吾は夏祭りの夜、狐のお面を被った少女に「ひとつだけ願いを叶えてやろう」と言われる。
冗談と捉え「面の下が見たい」と答えた大吾が目にしたのは、月のように輝く金色の瞳だった。
後日、再び現れた少女・きつねは、自らが妖怪であることを打ち明け、願いを叶えた対価として『ある計画』に加担するよう大吾を脅してくる。
しかもその計画には大吾の憧れの女生徒・菊田あかりも関係していて――。
京都を舞台に繰り広げられる小さな妖しの千年の恋物語。
朝霧学園高校に通う穂泉沙緒子と和藤園子は、クラスメイトの塀内准奈から県内名門校の神原高校で殺人未遂事件があったことを聞く。
被害者はミステリー文芸部の部員で、そのポケットには謎の暗号が書かれた紙が入っていた。
そしてミステリー文芸部が出している作品集の目次にも違和感のある題名が書かれており――。
事件に興味を持ったふたりは、神原高校に向かう。
<四つの題名>
他、大学のテニスサークルで起きた不可解な服毒自殺事件<まだらの瓶>を収録。
沙緒子と園子が再び事件に挑む!
佐東利雄は家が探偵事務所だったせいで周りから理不尽なドラマ性を求められて以来、平凡・堅実を信条として
生きてきた。
国家公務員を目指し順風満帆な大学生活を送っていたが、ある日、母親を交通事故から救った志川渡という男が家に同居することになる。
しかし利雄は志川になぜか嫌な気配を感じる。
そんな利雄に志川は不敵な笑みを浮かべ「俺は人間じゃない、魂回収係だ」と告げてきた。
更に近所に住む女性・岡野が明日死ぬと教える。
利雄は岡野が危ないところを助けるが、そのせいで殺人事件が起きてしまい――
高校生二年生の白石颯太は、祖母のお見舞いの帰りに奇妙な店を見つける。
『馥郁堂』と掲げられたそのアロマ雑貨店では、魔女のように美しい店主・成瀬馨瑠が珈琲を淹れていた。
店内に入るなり「香りに敏感」だという馨瑠に首筋の匂いを嗅がれ動揺する颯太だったが、彼女に促されて祖母の病状や胸の内を打ち明ける。
すると馨瑠は、あるものを持ってきてもらえれば颯太の力になることができるかもしれないと言い出し――。
調香師と男子高校生が織りなす、香りにまつわる芳しい六つの物語。
高校教師としてそつなく日々を過ごす鈴宮一貴のクラスには、如月零という奇妙な生徒がいる。
個性的な風貌で何者にも興味がないような態度の彼女に一貴も当たり障りなく接していたが、ある日廊下を走っている零にぶつかってしまう。
「この変態!」眼鏡を拾ってやった礼を言うどころか、そう罵り、他人には知りえないはずの一貴の元カノのことを言い当て逃げ去っていく零。
零が取り乱していたのは彼女の中学時代の友人が亡くなったからだと知った一貴は零を告別式に連れて行くが、式場で何かを「見た」零はその場で倒れてしまい――。