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2022年12月21日(水)~27日(火) 会場:丸善丸の内本店 4階ギャラリー サイ…
「いまどきの若者ときたら」とか妙にモノのわかった言い方は、<簡単に自分の世界を売り渡した大人ども>への批判を忘れたたわごとである。また、「いまどきの若者はかわいそうだ」とか妙に若者側につく言い方は、<簡単に自分の世界を売り渡した若者ども>への批判を忘れたたわごとである。このさい、<いまどきの青春のウソと真実>をはっきりさせようじゃないか──
親であり中学校教師であり中年バイクライダーである著者が軽快なフットワークで語る〈二世代一貫青春論〉。世代の激突を避けることなく……青春が疾走する、その先端にぶつからなくてはきっと親はやってゆけない。
ルイ・アルチュセールを再考することは、マルクス主義というもの自体の、および、それにたいしての理論的後始末をしっかりすることであると同時に、マルクス主義的理論プラチックから開示された芽をマルクス主義とは別の土俵において育てあげ直していくことである。(監修者あとがきより)
個人の行動を可能にし、生活全体を可能にするものとして権力関係をとらえる。社会科学的フーコーと哲学的フーコーとの交点に位置する名論稿であり、「人間という主体」がつくりだされる、個人と国家との史的根源を探る。
いけばなの豊かな表現と技法のすべてを,はじめて花材別 に編纂した待望の実用シリーズ.「作品」というより「作例」本位を心がけ,日頃の実作のヒントになるように,該当花材の表現をくまなくとりあげたほか,「花材のあつかいと挿法」「取合せ一覧」「花材の文化誌」なども収録.
20世紀にパレスチナ人であることは、離散の民ユダヤ人がイスラエルという国をもったことで、国を失った人々だといえる。新たな離散の民パレスチナ・アラブ人の苦難の20世紀を、著者一族の四代にわたる歴史を通じて物語る。過酷な政治に翻弄され、西欧化(近代化)の過程で変わりゆくアラブの伝統的生活をもこまやかに描いた出色のヒューマン・ドキュメント。
日本と韓国はなぜ接近すればするほど摩擦が激しくなるのか? その背景を形づくる日韓文化、社会、ことば、人間もようなどを縦横に語る、味わいの深い文化エッセイ集。韓国人特有の「自民族優越主義」と日韓摩擦の関係など、これまでにないハードな評論も収録。 合わせ鏡の関係としての日韓。 自分の前にかざした鏡に後ろからもうひとつの鏡をかざして写 し合わせると、自分後ろ姿が見える、それが合わせ鏡。そのように自分の後ろ姿(無意識の自分のようなもの)を見るには、韓国にとっての日本は、またおそらくは日本にとって韓国は、お互いまたとない写 しあわせを可能にする関係にあるように思える。
天正10年(1582)といえば、戦国の大きな分岐点であり、日本の歴史の分水嶺にもあたる。この時代に信長、光秀、秀吉が天下を賭けてあらそった。ここに視点をすえた小石さんの歴史観は卓越している。しかも、この三人の英雄にからむ女たち、時代を浮き彫りにした手腕は見事というほかない。 歴史小説家南原幹雄氏も絶賛! 信長が暗殺され、政権が秀吉の手に落ちるまでの彼らをめぐる九人の女たち。騒乱の時代、それは女の戦国時代でもあった。
政治亡命 天安門から日本へ 1989年12月16日の中国人ハイジャック犯・張振海は、日本への政治亡命を求めたが強制送還された。日中政治の暗部と越境に至るまでの足跡を追いながら、天安門以後中国のホットな政治・社会の現状をレポートする。 そこから、天安門事件の舞台裏がしだいに明らかになってくる。 天安門事件クーデター説の登場 たび重なる天安門事件首謀者たちへのインタビューによって。ようやく事件の核心が見えてきた時、「天安門事件はクーデタだった」とする改革派幹部の意外な証言が飛び出した……。
空間の存在論へ向けて. ヒト・モノ・自然・象徴の全体世界, 土地の固有の生活価値のうえに形成された文化世界, 日々の生活や経済と結びついている社会世界.都市・空間・建築の根拠を超領域的なプラチック学としてさぐり, 新しい空間世界の構想をめざす.
韓国で大反響を巻き起こした問題小説! ソウルから東京へ──小学校教師のソンヒは、なぜ日本でホステスとなり日本で生き続けようとするのか?「もう一つの日韓問題」の現実を鋭く描いた、注目のノンフィクション・ノベル <東京アリラン>の心情 アリランとは韓国民謡にうたわれた伝説上の峠。愛しい人が私を捨てて去ってゆく。でも、アリラン峠を越えようとしているあのひとは、その険しく苦しい道程に、十里も歩かないうちに病に倒れてしまうに違いない──。 作者は、留学生をはじめとする日本で暮らす韓国人たちそれぞれの心に、<東京アリラン>の歌声を聞いている。